”NO”と書かれた紙を手に持って拒否する態度を示す男性

風俗の利用規約では盗撮行為を禁止事項として定め、違反した場合に罰金を請求する旨、利用規約に記しているお店が大多数です。

罰金の金額も店舗によってまちまちで、10万円程度のところもあれば100万円と設定しているところもあります。

確かに盗撮したことは褒められるべきことではありませんが、こんな高額な罰金を要求されるのは納得がいかない人が多いでしょう。

そこで、風俗での盗撮で罰金を請求された場合、『法的に』支払う義務があるのかどうか、法律に則して、弁護士が解説していきます。

風俗における盗撮の罰金の意味合いと支払い義務

風俗に限らず、われわれが生活する中で、「罰金」という言葉は意外と頻繁に耳にしているはずです

例えば、駐車場での無断駐車についての張り紙にも「無断駐車は罰金10万円をいただきます」と書いてありますし、職場に遅刻した時も「罰金」を要求する会社もあります。

家族間においても、家庭のルールを破ったら罰金を払うといった取り決めをしている家もあるでしょう

「罰金の意味?罰金は罰金でしょ…」と思われる方も多いと思いますが、その言葉が使われる状況や環境によって、法的な意味合いが変わってくることがあります。

では、風俗の利用規約に書かれている「罰金」とは、どのような意味合いと法律的に解釈されるのでしょうか。

「罰金」という言葉を2つの法律的解釈に分け、それぞれにおいて、風俗で盗撮がばれたときの、罰金の支払い義務があるのかどうかを考えてみましょう。

国が課す財産刑としての「罰金」

交通違反や軽微な犯罪の場合、警察に罰金を納付する義務が生じます。

この場合の罰金は、法律を根拠として国が私人に課す財産刑です。

そのため、例え風俗で盗撮を働いたのがばれたからといって、私人である風俗の関係者が利用者に対して課すことはできません。

よって法律的な支払い義務はないことになります。

損害賠償という意味合いの「罰金」

罰金という名目ながら、損害賠償の意味合いのことがあります。

なにかしら法的なトラブルが起きたときに、記載通りの賠償金を請求しますよといった警告になります

これを風俗での盗撮に当てはめると、風俗で盗撮したら利用規約に記載した金額を損害賠償として請求しますと事前告知をしているわけです。

ただ、あくまでも、警告や事前告知に過ぎないわけですから、請求されたところで支払を拒むこともできます。

日本は法治国家です。民事上の請求権は裁判で勝訴して初めて強制的な実行力を備えるわけですから、単に、風俗店が損害賠償と騒いだところでなんらの法的強制力はないのです。

つまり、損害賠償という意味合いでの罰金であっても、法的に支払う義務はありません

尚、損害賠償ではなく「違約金」の意味合いだと主張してくる風俗も中にはありますが、違約金であったとしても結局は支払う必要はございません。

詳しくは下記参考記事をご覧になってください。

参考:風俗で盗撮がばれた時の慰謝料と賠償金の相場を公開!!

風俗で盗撮がばれた時の、罰金の法的な支払義務はないとこれまで説明してきましたが、風俗から執拗に携帯電話に着信があっても無視しておけばそのうち勝手に解決するかというと、残念ながらそうではないケースがほとんどです。

悪質な風俗店は「お金が手に入れば名目は何でもいい」のですから、罰金がダメなら損害賠償、損害賠償がダメなら慰謝料などあらゆる名目でなんとかして請求してくるでしょう。

風俗で盗撮が見つかったときに身分証明書のコピーを取られ、こちらの身元が相手にばれていることがほとんどですから、罰金の請求を放置していればやがて自宅や勤務先に電話があったり実際に男が来たりします。

かといって、それが怖いがために、安易に風俗店に罰金を支払ったり、示談を結んだりすると、よりお金が取れる人と看做され、延々と恐喝の被害にあう可能性が高まります。

ただ単に示談書を交わすだけなら、法律家に頼ることなく、インターネットで手に入る示談書で十分です。

しかし、風俗での盗撮バレをはじめ、風俗トラブルは単なる民事的な問題を越えて、恐喝や脅迫などの刑事問題に発展する可能性の高い事案です。

風俗で盗撮したことをネタに脅され続けて、生活の平穏や精神的な安定を侵害されることは、まさに刑事事件といえるでしょう。

当弁護士事務所では、刑事事件の知識と取扱が許された資格である、弁護士のみが、風俗との対応を行います

風俗側に脅しや強要行為による刑事告訴をちらつかせて状況を有利に運ぶことができるのは弁護士だけだからです。

相談者が希望することは、「誰にも知られずに元通りの生活に戻したい」その一点です。

「お金で解決できない」トラブルこそ当弁護士事務所の弁護士にご相談下さい。

風俗での盗撮問題に精通した弁護士の一団が、誠意を持って親身に対応いたします。